洋服や本の宅配買取をよく利用しています。フリマアプリでの出品よりも価格が下がることがありますが、作業負担が少ないのが嬉しいポイントです。
服の買取は4社ほど利用した中で、ZOZOUSEDとブランディアが気に入り、よく利用していました。
特にZOZOUSEDはリユースバッグが使いやすいので何度も利用していましたが、ここ最近、買取価格が下がっているように感じています。
どこか良い買取サービスはないか探していて見つけたのが、ブランドコレクトです。全国にリユースショップを展開しているトレジャー・ファクトリーが運営しています。
宅配買取は実際に利用してみないと、きちんとした査定結果が出るのかわかりません。
こちらの記事では、服宅配買取サービス「ブランドコレクト」を利用した感想と査定結果、気をつけておきたいポイントをレポートしています。
今回利用した宅配買取:ブランドコレクト(BRAND COLLECT)
2019年9月末にブランドコレクトで宅配買取を申し込み、査定結果が4万6200円でした。予想では「2万円いけば良いくらいかな…」と思っていたので、査定結果を見た時は驚きました。
査定結果は3万8500円だったのですが、査定金額20%UPキャンペーンを利用できたので振込金額は4万6200円に。
今回はシャネルやグッチ、セリーヌのようなハイブランドの商品は出していません。(持っておらず…)
査定に出した商品点数が42点と多く、アウトドアファッションブランドやある程度需要があるカジュアルブランドが中心です。
キャンペーン価格も含めると、1点あたり1,100円でした。
買い取られたアイテムは、ブランドコレクトの店舗やオンラインショップで販売されます。そのため、売れやすいアイテムはやはり値段が付きやすいです。
半年に1回くらいブランドコレクトさんに洋服買取(宅配)をお願いしているのですが、今回も想像よりも良い査定結果でした。
— ぱんくま (@clipnotebook) January 12, 2021
8年前くらいに購入したモンクレールのダウンが24,000円。(キャンペーンで20%アップ)https://t.co/7tAoO2TzRe pic.twitter.com/FrhboDgAM1
外出できる機会が減り、必要な服やバッグの数が少なくなりました。
家族の分も含め、2021年1月と2月にダンボール4箱分(1箱×4回)を買取に出しました。買取結果には満足しています。
フリマアプリに出すよりも価格は低くなりますが、やり取りが少なく、時間をかけずに服を手放すことができました。
服をまとめて手放したことで部屋にスペースができ、掃除もしやすいです。
ブランドコレクトの宅配買取を利用する場合は、必ずキャンペーンページのチェックがおすすめです。「買取UP対象ブランド」になっているアイテムが1点でもあると、同梱されているアイテムの買取価格が全てアップします。
今回はNIKEのスニーカーが1点あったので、全てのアイテムが20%アップになりました。
ハイブランドだけでなく、「UNITED ARROWS」や「JOURNAL STANDARD」が対象ブランドになっていることも。利用月によってキャンペーン内容が変わる場合があるので、利用前の確認がおすすめです。
ブランドコレクトの「買取金額UPキャンペーン」をチェックする
買取金額UPキャンペーンは、キャンペーンページ内にある「宅配買取を申し込む」ボタンから申し込んだ場合にのみ適応されます。
きちんとしている買取サービスかどうかを判断するポイントとして、「1点ずつ価格が明記されているかどうか」があります。
ブランドコレクトでは、500円以上の値段が付くアイテムは1点ずつ価格が記載されていました。
よく見ると、1点ずつ「ブランド名・アイテム名・サイズ・カラー」が記載されており、購入時の参考価格が載っているアイテムも。
1点ずつしっかりと査定されているのがよくわかります。
洋服の買取サービスを利用する時に気になるのが、ファストファッション(手頃な価格で購入できるブランド)のアイテムが売れるかどうかです。
ユニクロやGU、GAP、H&M、GLOBAL WORKなどのブランドはZOZOUSEDやブランディアでは値が付きません。ファストファッションOKと記載されている買取サービスも実際の査定額が厳しい状態でした。
ブランドコレクトでは、ファストファッション単体での買取は受け付けておらず、買取対象ブランドと同封でのみ査定が可能です。
今回はユニクロ2点(ワンピース・ズボン)や1,000円ほどのミニ財布を一緒に査定に出しましたが、買取金額は4点まとめて200円でした。
0円よりは全然ありがたいですが、あまりにも安く買取されるのは困る…という場合は出さないようにするのがおすすめです。
今回は全部で42点を査定に出し、中でも査定金額が高かったのがリュックです。
特にアークテリクスのブレード6(左)は、査定額が4,000円(20%UPで4,800円)でした。新品で購入した時は税抜きで18,000円ほどのアイテムです。約1/4の価格が買い取ってもらうことができました。
アークテリクスが需要があるブランドということと、アイテムの状態が比較的キレイだった点が良かったのかもしれません。
THE NORTH FACE PURPLE LABELのリュック(右)は3年以上前に購入したアイテムで、よく使っていたので使用感が出ている状態です。こちらのリュックは査定額が1,000円(20%UPで1,200円)でした。
実は同じリュックをZOZOUSEDに出し、査定額が400円だったので返品してもらったことがあります。今回はその時よりも3倍の査定額になったので驚きました。
L.L.Beanのバッグが好きでよく使用しているのですが、使用頻度が減ったバッグを売ることにしました。
「ボート・アンド・トート・バッグ」のミディアム(左)は6,900円で購入し、査定額が1,500円(20%UPで1,800円)でした。思っていたよりも高い価格です。
「ハンターズ・トート・バッグ」のラージ(右)は7,900円で購入し、査定額が600円(20%UPで720円)でした。元値はこちらの方が高いですが、アイテムの人気度で買取価格が変わります。
マンハッタンポーテージのミニショルダーバッグやサコッシュもきちんと値段が付きました。この他にもMEIやKELTYのバッグにも500円以上の査定額に。
特にPORTERとGREGORYは、上記のカジュアルブランドよりも高い査定額でした。
サイズが合いにくいトップスは買取サービスでは値段が付きにくいアイテムです。今回はメゾンキツネとTHE NORTH FACEのスウェットシャツを査定に出しました。
Supreme、UNDERCOVERほどではありませんが、需要があるブランドのアイテムです。比較的状態が良かった(シミや汚れがほとんどない)ので、思っていたよりも高い査定金額でした。
ノースフェイスのスウェットシャツはZOZOUSEDでは600円ほどだったので、約4倍の金額に。
今までZOZOUSEDに出していたアイテムをブランドコレクトに出していたらもっと良かったかも…とちょっと悲しくなりました。
メゾンキツネのスウェットシャツも気に入っていたのですが、微妙にサイズが合わなくなり、買取に出しました。
「気に入っているけれどサイズが合わなくなってきた」「デザインが手持ちの服と合わせにくい」アイテムは、買取に出すようにしています。手元に置いておきたくなるのですが、その後も着用しないケースが多いです。
THE NORTH FACEとヘリーハンセンのキャンバス生地バッグも出しました。手前のミュゼットバッグは定価が税込3,850円で、今回の買取価格が600円(20%UPで720円)でした。
左上の2WAYバッグが800円(20%UPで960円)、右上のヘリーハンセン・トートバッグが300円(360円)です。
今回の買取査定で一番嬉しかったのが、BROOKS BROTHERSのポロシャツが思っていたよりも高く売れたことでした。
初めて利用した服買取サービス、査定が遅めだし、査定結果もイマイチかな…と思ってたら、想像以上に良かった…!(PC前でちょっと興奮)
— ぱんくま (@clipnotebook) October 10, 2019
例えば、ZOZOさんで査定結果50円だったメンズトップスが800円。嬉しい〜〜!
思わずツイートしてしまったのですが、同じポロシャツがZOZOUSEDでは50円の査定額で、さすがにこの値段では売りたくないと思い、返品してもらいました。
ブランドコレクトでは800円(20%UPで960円)と約19倍の査定額に。状態がきれいだったこともありますが、買取に出すサービスの違いでここまで変わるのは驚きでした。
パタゴニアのロゴTシャツとTOMORROW LANDの白いカットソーは、それぞれ600円(20%UPで720円)でした。
今回、査定額20%アップの対象ブランドだった「NIKE」は、メンズのスニーカー「インターナショナリスト」を査定に出しました。
レアモデルではなく、ネットストアで購入できるベーシックなモデルです。
お誕生日クーポンを利用して購入したスニーカーで、価格は11,720円ほどでした。今回の買取査定額は1,500円(20%UPで1,800円)です。
人気モデル(レアモデル)の場合はもっと高い値段が付きそうですが、全体の買取アップ額を考えると十分でした。
主に500円以上の値段がついたアイテムは、買取査定額を見て「買取」または「返却希望」のどちらかを選ぶことができます。
この値段でこのアイテムは売りたくない…と思った場合は、返却が可能です。
ユニクロやGUなどファストファッションでまとめていくらという値段がついたアイテムは、個別に返却はできません。(まとめて買取or返却)
返却で注意しておきたいのが、着払いが発生する場合があるということです。
査定に出した商品がファストファッション中心で、1つも500円ほどの買取金額がつかなかった場合、返却は「お客様負担」になります。
また、買取が全くなく、全て返却の場合も送料を負担する必要があります。
【Q】 返送時に送料はかかりますか?
【A】 基本的には返送料は無料ですが、年数経過や状態などの理由により、お送り頂いたお品物が 一つも買取金額を付けられなかった場合のみ、返送料金はお客様負担となります。
【Q】 買取できなかった品物はどうなりますか?
【A】 当社でお引取りした後、繊維のリサイクル業者に引渡し繊維リサイクルとして活用されます。
Amazonや楽天市場での注文に慣れていると「送料は無料で当たりまえ」の感覚になりやすいですが、郵便局やクロネコヤマトさんから発送すると送料がしっかり掛かっていることを実感します。
宅配買取サービスを同じ商品でたくさん比較したいので全部返却というのは、サービスを提供する側にとって非常に負担が大きいので、本当に納得がいかなかったアイテムのみを返却するようにしています。
今回は査定金額に満足したので、全て買取でお願いしました。
ブランドコレクトでは宅配キット(服を入れるダンボール)が用意されています。
ただ、配送業者のドライバーさんがダンボールと着払い伝票を持ってきてくださり、その場で服を詰めてお渡しする必要があります。
玄関でバタバタしそうだったので、宅配キットは申し込まず、自分の家に合ったダンボールを再利用しました。
宅配キットをご利用の場合
ドライバー(配送業者)が宅配キットと着払伝票をご用意いたしますので、お荷物を用意して集荷をお待ちください。
宅配キットをご利用されない場合
ドライバー(配送業者)が着払伝票をご用意いたしますので、お荷物の梱包を済ませた状態で集荷をお待ちください。
宅配キットの配達と集荷が別々になると、その分費用が掛かります。そこを抑えた費用が買取価格に少しでも反映されているのかもと前向きに捉えてみました。
服を買取に出したいという場合は、良さそうなサイズのダンボールを置いておくようにしています。
ブランドコレクトの「お品物の梱包につい」というページを見ると、ダンボールのサイズは三辺計160cm以内でした。
自宅にあったIKEAの小物配送用ダンボールがちょうど三辺計160cmで、こちらを利用することに。1回の買取で送れるダンボールは1箱です。
梱包資材としてプラスチックケース又はキャリーケースなどのご利用は、破損の恐れがありますのでお控えください
ダンボールの中に買取に出すアイテムを詰めました。キャップなど形が崩れやすいアイテムは一番上に置いています。
ブランドコレクトに限らず、服や本、おもちゃ、食器を買取に出す場合は必ず本人確認書類のコピーを提出する必要があります。今回は運転免許証のコピーを用意し、ダンボール内の一番上に置きました。
引越し前や衣替え、家の整理で買取を利用する場合は本人確認書類のコピーを複数枚ほど用意しておくとスムーズです。
ブランドコレクトを利用していて気になったのが、査定期間の長さでした。
今回は集荷日が9月28日で、査定結果お知らせが10月9日です。査定期間が約10日ほど掛かっており、思っていた以上に時間が掛かりました。(商品点数が多かったのも理由の一つ)
査定待ちの混雑状況や時期によって変わりますが、できるだけ早く査定&入金をお願いしたい場合には不向きです。
査定に少し時間が掛かっても良いから、きちんと査定して欲しいという場合に重宝します。
また、商品集荷後に「お荷物到着メール」などは届かず、買取査定結果のメールを待つのみです。
査定結果の返信後、振込までの期間は週末を挟んでも二日しか掛かりませんでした。
宅配買取サービスはクローゼットの整理や衣替えなど、まとめて衣類を整理したい時に便利です。
フリマアプリでまとめて出品する場合、写真撮影やメッセージのやりとり、発送作業が多く発生します。その分、値段をコントロールすることができますが、手間や時間が掛かることも。
宅配買取サービスとフリマアプリをうまく使い分けて利用していきたいと思います。